浜松モザイカルチャー
(有)槫林植物園 槫林繁夫 様 / (株)ピースフルガーデン 上嶋重雄 様 / (株)グリーンライフ 伊藤章司 様
- モザイカルチャーとはモザイクとカルチャーから作られた造語ですが、浜松モザイカルチャー世界博2009年が開催されて以来、認知度もあがり、同じような事をしてみたいという問い合わせを頂くことも増えています。モザイカルチャーに使用する培地に条件のようなものはありますか?
- あらかじめ構築された金属フレームの像の表層部に、生きた植物をデザイン通りに植え込んで作ります。ですから、フレームに貼り付けていく工程上、培地が流れたり崩れたりしないような工夫と貼り付けやすい柔軟性が必要となります。エクセルソイルはその点で、固まった培地なので心配はありませんでした。乾燥時は少し硬いので、湿らせて使用していました。また、モザイカルチャーは人や動物、風景などを花や緑で景観を創造する「緑花像景アート」と定義されています。使われる植物は多品種にわたりますので、適応性も必要ですがエクセルソイルはその点もクリアしていました。軽くて丈夫、しかも、垂直面に利用できるので、その意味で枠型なども作りやすかったので助かりました。
エクセルソイルを使ったモザイカルチャーを[浜松方式]と呼ばれるようになりました。 - 恒久的・または長期の展示などのメンテナンスについてはどうでしょうか?
- 私達が得意とする壁面花壇(緑化)の場合、①「壁が傷みそうで怖い」 ②「植え替えやメンテナンスが難しそう」 ③「植物が本当に育つのか不安」といった声があります。
エクセルソイルについては、保湿性が高く、乾燥しやすいモザイカルチャーのような立体オブジェには利点となりました。また、モザイカルチャー世界博の期間中は植物の傷みや枯れも少なく植物は順調に育ちましたし、撤去がもったいないという声もありました。建築物とは少し違い、恒久的な構造物ではありませんが、土が流れてなくなってしまうという心配はなく長期に安心して利用できるようです。